アナログ特区
FM Yokohamaにて2015年4月5日スタート。
放送時間は毎週日曜日 24:00~25:00の1時間の放送。
DJはPeter Barakan。
「親子の溝」のコーナーのみ息子のShin Barakanも登場。
番組概要 (番組HPより)
Peter Barakanのレギュラー番組がついにFMヨコハマに誕生。
新たにその魅力が世界的に再認識されてきている「アナログ・レコード」による選曲をメインに、温かいひとときをお届け。Peter Barakanの長男である、Shin Barakanとの初の親子競演選曲コーナーも!日本でのアナログ・レコード生産発祥の地
川崎市、そして日本で唯一現在もアナログ・レコードを生産している横浜市。まさに「アナログ特区」にあるFMヨコハマから、新たな「アナログ」な世界へ針を落とします。
番組名の由来
Peter 番組の最初のほうでPeter Barakan's Needle Timeという英語のタイトルの話をしたんだけど、Needle Timeっていうのはわかる??
Shin なんとなくわかりますけど。
Peter レコード・プレイヤーの針のことなんだけど、昔のイギリスで、BBCしかなかった時代の話なんだけど、イギリスのミュージシャンの組合はBBCに対して「1日中レコードをかけちゃダメだよ」という規制をしいていわたけ。
それはなぜかっていうとレコードばっかりかけるとミュージシャンの仕事がなくなるからということで、60年代の前半ぐらいまでがいちばん厳しかったんだけど、BBCは1日に数時間しかレコードをかけられなくて、それ以外の時間は全部生の演奏でやんなきゃいけない時代だった。
Needle Time Restrictionという風にいってたんだけど、レコードをBBCではかけられないから、ヨーロッパでRadio Luxembourgっていう民放の局があって、ここは全然そうゆう規制はないから、夜レコードばっかりかけててイギリスの若者を楽しませてくれていたのね。
そのちょっとあとにイギリスで海賊ラジオがいっぱいできて、それはやっぱり規制なしにバンバンレコードかけてたんです。だから「BBCのNeedle Timeの規制があったから今の時代がある」っていてもいいかもしれないけど。
Shin なるほど!! それはおもしろいですね。知らなかったそれは。
Peter この番組はぼくのNeedletimeということですね(笑)。1週間に1時間は許されています。
(※第1回目の放送2015年4月5日(日)の「親子の溝」のコーナーより抜粋)
「親子の溝」の意味
Peter このコーナーで親子で1曲づつかけ合うというものなんですけど、その「親子の溝」、どちらかというとネガティヴなニュアンスでとらえるかたがいるかもしれませんけど、レコードの溝というのも引っかけたものですからね、そのように解釈していただけたらと思います。
(※第1回目の放送2015年4月5日(日)の「親子の溝」のコーナーより)
備考
・Barakanさんのほかの番組と比べて、長めの尺の曲がかかることが多く、そのためにかかる曲数が少ない日が多い。
・ときどきトークの中で名前が出てくることがある、この番組のディレクターはゴトウさん。
・2015年7月19日(日)の放送で、リスナーからのリクエストに応えたくてもヴァイナルをBarakanさんがもっていない時は小山雅徳さんに相談してかしてもらっていることを明かしてます。この時の小山さんの呼びかたは「顧問」。それまでの放送で何度か友達からかりたものをかけていますが、名前が出たのはこの日が初めて。
・2015年7月19日(日)の放送で「親子の溝」のコーナーのテーマとして初めてThe Whoの"My Generation"が使われました。これは「親子の溝」という響きにどうしてもネガティヴなものを感じてしまうというリスナーからのメイルに対する措置でした。翌週にPeterさんがこの曲をコーナーのテーマ曲に決定。
・番組初のゲストは番組開始から半年経った2015年10月4日(日)の放送に登場した亀渕昭信さん。