Barakanさんお薦めの旧作映画

Barakanさんのお薦めの映画を番組内のコメントとともにご紹介。

※11月4日以降の内容です

Ray

このアルバムとちょうど同時期にRayの伝記映画「Ray」っていうタイトルも作られていました。終演のJemie Foxxは実際にRay Charlesと会うことができて、彼を深~く研究して、あの映画でもうホントにうりふたつというところもありましたね。観たことがないかた、これも2004年の作品になりますけど、「Ray」をぜひご覧になって下さい。

(2013年12月25日(水)のBarakan Morning 8:00-9:00より)

Wayne's World

Barakan さぁこの1992年の年間チャートを見ていて、「43位でQueenの"Bohemian Rhaosody"が入ってる」っていえば「えぇっ!!??」って思うかたがいるかもしれませんけど、ぼくはすぐに「そうだよなっ!!」ときました。というのはもともとこれは70年代に発売された時のQueenのあれはなんのアルバムだっけな。ということは思い出せないぐらいぼくは全然Queenを聴いてなかった人間なんですよ。

 

もちろんそこらじゅうでずっと鳴ってたから曲はなんとなく知ってたけど、あまり別に好きで聴きたいと思ったことはなかったんです。92年に公開された「Wyne's World」という映画を観に行った時にもう大爆笑シーンでこの曲が使われていて、それ以降ずっと好きな曲になっちゃったんです。映像のパワーって本当に強いなってつくづくその時思った。「Wayne's World」観たことは??

 

稲葉 ないです。

 

Barakan ないですか。あれはバカバカしい映画ですけどね(笑)。

 

稲葉 コメディなんですか??

 

Barakan コメディコメディ。大コメディです。

 

ふたりのシカゴの郊外に住む若者たちがそのWayneという人の家の地下室で音楽やってるんですけど。アメリカでケイブル・テレビってパブリック・アクセスというのが条件になってて、誰でも参加できるチャンネルを設けなきゃいけないのねケイブル・テレビ局は。

 

彼らがそうゆうチャンネルで自分たちが地下室で勝手にやってる音楽をテレビの電波じゃなくてケイブルに出しちゃってる。その若者たちのばかばかしい活動を中心とした・・・でもちょっと考えさせられるものもある映画なんですけど。

 

彼らともうふたりの友達が車に乗って土曜日の夜かなんかに車を走らせながらそのカーオーディオで聴いてるんですね。Queenの"Bohemian Rhapsody"をかけながら全員で合唱して、ギター・ソロに入ってくるところを全員でヘッドバンギングしてる車を運転しながら(笑)。

 

(※2013年12月4日(水)のよりぬきBarakan Morning 8:00-9:00より)

Hail! Hail! Rock 'n' Roll

Hail! Hail! Rock 'n' Roll
Hail! Hail! Rock 'n' Roll

あの「Hail! Hail! Rock'N'Roll」も傑作のドキュメンタリ映画というかコンサート映画というか、Keith RichardsがChuck Berryの60歳の誕生日かなんかを記念するために、ちゃんといいメンバーがバックを務めるライヴを企画したんですね。

 

(※2013年11月27日8時台より)

Stranger Than Paradise

Stranger Than Paradise
Stranger Than Paradise

さて、先ほど、これもまたニュー・ヨークに関係するものなんですけど、つぶやきで、「86年は「Stranger Than Paradise」が日本で公開された年なんですね。John Lurieのサクソフォンを聴いてScramin' Jay Hawkinsの"I Put A Spell On You"に体を揺らす。そんな年でした」。

懐かしいですね。Jim Jarmuschという、当時全く知られていない映画監督だったんですけど、「Stranger Than Pasradise」という映画を、日本ではフランス映画社という小さな会社が配給権をとって、当時フランス映画社を引っ張っていた川喜多和子さんがやってたんですね。

ぼくがちょうどポッパーズMTVというミューズィック・ヴィディオウの番組をやってたんですけど、初めて川喜多さんにお会いして。売り込みにきてくれたんですよ。「あなたの番組で多分これは気に入ると思う」っていってくれて映画を観せてくれたんだけど、もう一発でおもしろくて、映画の紹介と曲も紹介したんですけど。

あの映画、なんていうんだろね。白黒ですねまず。バック音楽がそんなに使われていない。全く無音の、ただ会話してるだけのシーンがあったり。それもほとんど素人が会話してるみたいな、ところどころ無音になってしまって、聴いててイライラするような(笑)、そうゆうところもあるぐらいど、すごく変わった映画なんですけど、確かハンガリー人の若い女性がひとり旅をしてニュー・ヨークに来るんですけど、すごい冬で、寒い時です。

そのニュー・ヨークで出会ったJohn Lurieが役者としても出てるんですけど、一種のロード・ムーヴィーみたいな感じで、John Lurieともうひとりの男誰だったっけな(※Richard Edson)。みんなで車に乗ってクリーヴランドかなんか、すっごい寒いところに行って、つまらないから結局フロリダに向かうという、なんのことはない、ただのロード・ムーヴィーなんだけど、すごく雰囲気があって、印象に深く残るような映画だったんですよ。


その映画でScreamin' Jay Hawkinsの"I Put A Spell On You"が2回くらい出てくるのかな。要所要所で使われて。当時ほとんど手に入らない曲だったんですよ。50年代のもので。これが12インチ・シングルで発売されて、あの映画で一発でホントに好きになって買ったのをよく覚えてます。当時の六本木のWaveだったと思います。

 

(※2013年11月25日9時台より)

Saturday Night Fever

Saturday Night Fever
Saturday Night Fever

Barakan あの映画は、でも最初はちょっとバカにしてるところもちょっとあったんですけども、映画として観るとおもしろいですすごく。観たことありますか??

稲葉 あたし記憶にないので、もしかしたらまだ観てないかもしれません。

Barakan 昔ですからね。37年とか38年とか、そのぐらい前のものですけど、非常に映画としてはおもしろいです。お薦めします。

 

(※2013年11月7日8時台より)